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残業ほぼ無しのホワイト企業でWEBアプリ開発を行っていた男の転落人生

      2015/07/16

20150326

ブログを開設するにあたって、何を書こうか迷ったのですが、まずは自分のことをしっかり書こうと思います。私は、残業がほぼ無いという非常にホワイト企業でWEBアプリケーションの開発を行っていました。

それ以前に勤めていたSIerが、毎晩終電だったことに比べると、非常にラクな環境に転職できたといえます。社内での評価も高く、技術部門の責任者を任されるほどになっていました。業務内容は、自社サービスの保守運営がメインです。自社サービスのため、SIerの頃に比べると納期もラクでまさに天国にいるようでした。

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転落の始まり

それが、ある日を境に一転したのです。運命の日の数日前から、下痢気味の日が続いていました。水のような透明な液体が出るので、念のために正露丸を飲んだのですが、それも未消化のままで出てくるといった状況でした。内科にかかると、ちょうど食中毒が流行る季節なので、まず食中毒が疑われました。しかし、検査の結果はシロ。原因不明のまま、下痢止めの薬だけが処方されました。

そして運命の日、いつもの透明な下痢ではなく、真っ赤な血便が出たのです。慌てた私は、近くの内科に向かいました。当然、会社は休みました。しかし、内科では検査ができないと言うことで近くの大学病院に紹介状を書いてもらい、そこを受診することになりました。症状は、血便が出たり透明な水のような便が出たりと不安定でしたが、指定された日に大学病院を受診しました。診察の結果、検査入院することになりました。これは、さすがに焦りました。

検査の日々、そして診断結果

会社には、入院することを伝え、休暇を申請しました。この時の総務の迅速な対応には今でも感謝しています。

検査の毎日は非常にツラい日々でした。胃カメラ、直腸内視鏡、小腸内視鏡、どれも事前に食事制限が必要なので、お腹が空いて大変だったことを覚えています。検査で気づいたのですが、下痢気味になりはじめてから3ヶ月で体重が3キロも減っていたことに驚きました。

やがて診断結果が出ることになりました。診察の結果は、国から難病に指定されている「クローン病」という病気でした。現在の安倍首相が、前回に首相の座を投げ出した「潰瘍性大腸炎」と似た症状の病気で、口から肛門までの消化管に腫瘍や潰瘍ができやすく、再発率も5年以内で80%という高さの病気です。具体的な治療方法はなく、病状が良くなったら、薬で進行を抑えるといった治療になります。まずは病状を良くするために、全ての食事が栄養剤に変わりました。この栄養剤は、口から飲む方法と鼻にチューブを通して直接、腸に通す方法がありましたが、鼻にチューブを通すのが怖いので口から飲む方法を選択しました。

この栄養剤治療は、とても苦痛でした。と言うのも、私は特に趣味といった物はなく、美味しい物の食べ歩きが趣味と言って良いほどでした。味覚にも自信がありましたが、それが今回に限っては逆効果でした。不味い栄養剤の味を私の舌が受け付けないのです。周りは、美味しそうに病院食を食べる人でいっぱいです。そんな中、一人でプロテインのような粉末を溶かした栄養剤にヨーグルトや梅などのフレーバーを混ぜて、ゆっくり時間をかけて飲むのです。あまり短時間で飲むと、下痢の原因になるので、ゆっくり飲むように言われました。不味い物をゆっくり摂取するのは拷問に近い苦痛でした。この時ばかりは、自分の味覚の鋭さを恨みました。

退院、そして通院、転院

症状が安定すると、すぐに退院の許可が出ました。しかし、相変わらず下痢気味ですし、しばらくは自宅で静養しながら経過観察の通院と言うことになりました。

経過観察の通院は、大学病院ならではの問題点を抱えていました。10時に予約を入れて、ちょっと前に着くように家を出るのですが、診察室に呼ばれるのは数時間待ちの状態です。診察室に呼ばれてからは、数分の問診で終了。それから調剤薬局に寄るので、家に帰るのは夕方になってからでした。この経過観察に1日がかりになるという状況は、会社に復帰する上で大きな障害となります。そのため、私はネットでこの病気を診察してくれる個人病院で土曜日にも営業している場所を探して転院することを決めました。

リハビリ期間

この病気のツラい所は、下痢を我慢できないという所です。そのため、会社までの通勤が不安です。私は、日中の比較的空いている時間を利用して電車に乗るリハビリを行いました。結果は、やはり電車の揺れの刺激で何度か途中下車する羽目になりました。駅のトイレの場所は、すべて覚えました。良く出かけるデパートや繁華街も、どこのトイレが綺麗で空いているかを覚えました。

腸の病気の副作用

私の症状は、小腸に病変があり、栄養を吸収しにくくなっているという状態でした。食べても太らないと言うと、良く羨ましがられますが、食べるものにも制限があり、またあの不味い栄養剤も1日2食は飲んでいましたので、そんなに良い状況ではありません。

栄養剤のせいか、急に低血糖の発作に襲われることもしばしばありました。私は、ポケットに常に飴玉を持っていないと不安になるようになりました。

腸が栄養を吸収しないということは、食べても太らないということ位に軽く考えていました。低血糖の症状がひどいので、個人病院の先生に相談して、思い切って栄養剤治療を止めることにしました。1日3食、制限があるけど食べられる素晴らしさに気付かされました。

しかし、この時、次の病魔がすでに襲ってきていたのです。症状に気付いてくれたのは、妻でした。いつもはテレビでバラエティ番組などを観て笑っていた私が、笑わなくなったと言うのです。状況が状況だけに、笑わないというよりは笑えない状況でしたから、それほど気にもかけませんでした。ただ、いつもよりイライラすることが多くなったとは自分で感じていました。それが、今思えば、新しい病魔だったのです。

心療内科へ…

ある日、妻が真剣な顔で話してきました。心療内科を受診した方がイイと言うのです。妻がネットで調べた所、私の症状がうつ病にあたると言うのです。そんなことはないと、すぐに自分でネットの簡易検査をしてみました。結果は、重症度のかなり深刻なうつ病とのことでした。

幸い、妻が近所でも評判のイイ心療内科を探してくれていたので、そこを受診することになりました。心療内科は、癒しの音楽が流れ、テレビにも自然あふれる映像が流れる癒しの空間でした。担当の医師からは、問診の結果、やはりうつ病であることを告げられました。

腸の病気で悩んでいたことも原因でしょう。また栄養剤を止めたことで、必要な栄養が足りなくなり、うつ病の症状が出ていると言われました。自分では自覚がなかっただけに、これはショックでした。

会社復帰断念、個人事業主へ…

会社へ復帰するための電車のリハビリを続けていましたが、やはり通勤が困難ということで、会社への復帰は断念することになりました。しかし、社長がこれまでの功績を評価してくれ、外注で仕事を回してくれることになりました。個人事業主としての第一歩です。SIerをやっていた頃のコネも使い仕事は細々ながら、マイペースで進めることが出来ました。

しかし、個人事業主として外に出ることが極端に少なくなったため、うつ病の症状は、あまり改善しませんでした。コードを書いて、今までのように出来ないもどかしさに落ち込んだりすることが増えました。

地獄のような日々

うつ病の症状は、恐ろしいものです。自分では自覚はないのですが、イライラして妻ともケンカが増えました。そのあと、もの凄く落ち込みます。自戒の念でいっぱいになり、消えてしまいたいとさえ思うようになりました。

また会社で実績を上げていた自分と、今の自分を比較して、落ち込むこともあります。自分には価値がない。もうあの頃のようには戻れないと思うと涙が出てきます。SNSで中途半端に元の会社の仲間と繋がっていたのもマイナスでした。昇進パーティのようすや、新天地への転職の報告などが嫌でも目に入ってくるのです。成功というレールから外れた自分がドンドン情けなくなってきました。

そして、私はついに処方された薬を多量に服薬し自殺をしようとしたのです。結果は、頭が朦朧とするだけで死ぬことは出来ませんでした。しかし、一度では懲りずに、またも多量服薬をやってしまいました。今度は量が多かったため、1日は寝たきりで、翌日も朦朧としていましたが、やはり死ぬことは出来ませんでした。

良くして頂いていた心療内科の先生にも、2回目にやったら転院してもらうと言われていたので、私は、強制的に転院となりました。今になって思えば、なぜ、そんな行動をとったのか理解できません。

ブログ開設

ここまで、長々と書いてきましたが、これがブログ開設までの私の転落人生です。今でも、うつ病とクローン病との闘いは続いています。

クローン病の方は、安倍首相が2回目に総理大臣になる時に自分の病気には特効薬が開発されたので大丈夫と言っていましたが、あれはウソです。特効薬など開発されていません。今でも、現状維持の薬を粛々と飲み続ける日々です。

うつ病の方は、まだ波があります。仕事が上手くいかない時や妻とケンカした時などは、ひどい自責の念にかられます。今までのように笑うことが少なくなったのも事実です。

しかし、このどん底でも、生きて行かなければいけません。少しでもストレスの発散になればとブログを開設し、ありのままの自分をさらけ出せる場所にしようと思います。長くなりましたが、これから、よろしくお願いします。

 - 闘病生活

        

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