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今さら聞けない、SIMロック解除、SIMフリー、格安SIMについて

      2015/07/18

ここ最近、「SIMロック解除」や「SIMフリー」「格安SIM」というワードを耳にする機会が増えてきました。言葉の意味はわからないまでも、どうやらスマートフォンの月々の使用料が安くなるらしいと思っている方も多いのではないでしょうか?

今回は、[SIMロック解除]や「SIMフリー」「格安SIM」について説明するとともに、それらに潜む落とし穴についても説明したいと思います。

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そもそもSIMとは?

SIMとは、携帯電話のキャリアであるDocomoやau、SoftBankが発行している契約者情報が登録されたICカードのことです。スマートフォンを契約した時に、スマートフォンのバッテリーがあるあたりに、何か小さなカードを刺したのを覚えていませんか?あれがSIMカードと呼ばれるものです。携帯電話のキャリアで機種変更する時などは、このSIMカードを刺しかえる必要があり、SIMカードが刺さっていないスマートフォンは、自動的に使用できなくなります。言い換えれば、SIMカードを刺してあげれば、以前の機種でも使うことが可能になるのです。

SIMカードは、携帯電話のキャリアごとに制限がかけられています。この制限を「SIMロック」と呼んでいます。DocomoのスマートフォンにauのSIMカードを刺しても動作しないようになっているのです。

この「SIMロック」の制度は、携帯電話のキャリアやユーザーにメリットをもたらしているものの、日本独自の制度で世界標準とはかけ離れていました。

SIMロックのメリットとは?

「SIMロック」のメリットは、携帯電話のキャリアとユーザーの両者にメリットがあります。

携帯電話のキャリアのメリットは、「SIMロック」をすることで顧客の囲い込みができ、通話契約料で利益を上げることができました。

ユーザーのメリットは、携帯電話のキャリアが通話契約料で利益を上げていたため、スマートフォン本体の価格を安く購入することができました。1円で売られているスマートフォンの本体などは、日本にしか存在しないものなのです。

SIMロックのデメリットとは?

「SIMロック」のデメリットは、世界標準ではない日本独自の商慣習のため、日本国内でしか通用しないルールになっています。

また日本独自のルールに縛られているため、スマートフォン本体を海外で販売することができません。韓国のサムスンやLG電子は、いち早く世界標準の「SIMロック解除」に乗り出したため、スマートフォンの本体の北米市場での販売に参入し、大きな利益を上げることになりました。

SIMロック解除とは?

2014年7月14日に総務省が世界標準となる「SIMロック解除」の義務化を正式決定しました。これにより、携帯電話のキャリアは「SIMロック解除」のルール作りを始めました。

2015年5月19日現在、携帯電話のキャリアのDocomo、au、Soft Bankの3社から「SIMロック解除」のルールが発表されています。各社とも、ほぼ共通の内容で「SIMロック解除」には、購入から6ヶ月以上経過したものに限るとしています。またiPhoneについては、Apple社が「SIMロック」をかけているため、各社とも「SIMロック解除」の対象外としています。

またスマートフォンの契約時に2年縛りの契約をしているため、購入から6ヶ月経過して「SIMロック解除」をすると違約金が発生し、結局、ユーザーにとっては割高になるデメリットがあります。

SIMロック解除のメリット

DocomoとSoft Bankは通信方式が同じため、キャリアにこだわらず、SIMカードを刺しかえるだけで利用することができるようになります。

auだけは、通信方式が異なるため、DocomoやSoft Bankの端末を使用することはできません。

世界標準になるため、日本で発売されていない海外のスマートフォンの端末を購入し使用することができるようになります。

また海外では、プリペイドSIMが格安で販売されているため、通話料金を格安にすることができます。

SIMロック解除のデメリット

携帯電話のキャリアが独自にサービス展開しているキャリアメールなどが使用できなくなります。そのため、通話とSMS程度の機能に制限されてしまいます。

またデータ通信では問題ないものの、通話品質に問題が出る可能性があります。

携帯電話のキャリアの設定した料金プランを利用することができなくなります。例えば、Soft Bankのホワイトプランでは、Soft Bankのユーザー間の通話が無料になるサービスを提供していますが、「SIMロック解除」をすることで、このサービスの恩恵を受けることができなくなり、通話料金が高くなる可能性があります。

SIMフリーとは?

携帯電話のキャリアの「SIMロック解除」をした状態のスマートフォン端末を「SIMフリー端末」と呼んでいます。

海外では、通信規格や周波数帯がキャリア間でほとんど違いがないため、「SIMフリー端末」が一般的となっています。しかし、日本の携帯電話のキャリアが提供する1円スマートフォンなどは存在せず、端末の価格が非常に高価なものになっています。そのため、海外ではスマートフォン本体の盗難が多く発生し、問題になっています。

格安SIMとは?

MVNOと呼ばれる携帯電話のキャリアのネットワークを借りて運営している事業者が提供するSIMを「格安SIM」と呼んでいます。現在、国内のMVNO事業者のほとんどがDocomoの回線を借りているため、Docomoが繋がるエリアであれば、問題なく使用できます。

MVNOでは、データ通信料が圧倒的に安く使用できます。例えば、Docomoやau、Soft Bankでスマートフォンを利用すると月額3000円から6000円かかっていたデータ通信料がMVNOでは、月に3Gバイト程度のデータ通信であれば1000円未満で使用できます。月に7Gバイト以上のデータ通信でも、2000円から3000円と格安で使用することができます。

通話の基本料金も、大手キャリアは通話し放題で2700円のところが、MVNOでは通話し放題ではないものの、大体700円程度で通話が可能になります。

大手キャリアは、なぜ高いの?

大手キャリアは、MVNOとは異なり、全国に基地局を設置したり、ネットワークを構築したりするのに莫大な費用がかかります。

またユーザーの利便性を考えて、全国に展開しているショップにも店舗運営費や人件費がかかります。それらのコストが、ユーザーの通信費に上乗せされているので、MVNOよりも高くなってしまうのです。

格安SIMのデメリット

「格安SIM」のデメリットも、「SIMロック解除」のデメリットと同じく、キャリアメールが使えなくなることです。キャリアメールとは、「〇〇@docomo.ne.jp」や「〇〇@ezweb.ne.jp」「〇〇@softbank.ne.jp」のように大手キャリアが提供しているメールサービスのことです。キャリアメールを頻繁に利用している方には、「格安SIM」はあまりおススメできません。

またMNP(同じ電話番号)で「格安SIM」に乗り換える時、ネットで申し込む人は、以前の回線が停止してから「格安SIM」が自宅に届くまでスマートフォンが使用できなくなります。最近では、大型家電量販店の店頭で「格安SIM」に申し込みができるようになっているので、MNPですぐに契約したい場合は、店頭での申し込みをおススメします。

東京オリンピックに向けて

東京オリンピックに向けて、海外から日本を訪れる観光客が増加する傾向にあります。そのため、海外からの観光客が困らないためにフリーのWi-Fiスポットの整備などが進められています。

携帯電話のキャリアの「SIMロック解除」も日本独自の商慣習をやめて、世界標準にするための第一歩と言えます。しかし、まだまだ携帯電話に関しては大手キャリアへの依存が多く、東京オリンピックに向けて、様々な方法を模索することになりそうです。

まとめ

 今後、東京オリンピックに向けて、携帯電話を取り巻く環境は激変する可能性があります。日本独自に進化している携帯電話を世界標準に変更するためです。外国人観光客へのアンケートでも、携帯電話が使えないことや、無料のWi-Fiスポットが少ないことが不満の上位にあげられています。

今や、スマートフォンと無料のWi-Fiスポットは生活に欠かせないインフラなのです。海外からの観光客が便利に使えるインフラを整備することで、私たちの生活も便利になっていくことでしょう。その波に乗り遅れないためにも、普段から、アンテナを張って情報収集することが必要になるでしょう。

 - IT, その他

        

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