フリースペース

日常のニュースを思うままに発信します。

*

iPhoneの不振でApple社の株価急落。時価総額約4兆円が吹き飛ぶ

   

Apple社は、4月から6月の第3四半期の販売実績を発表しました。収益の柱であるiPhoneの売り上げ台数が、35%増の4750万台と発表しました。しかし、アナリスト予測の4880万台に届かなかったため、21日のアメリカ株式市場の時間外取引で急落。2013年1月以来の大幅安となりました。この急落で、Apple社の時価総額で約4兆円が消えた計算になります。

注目を集めていたApple Watchの台数に関しては、正式な発表はありませんでした。

今後、Apple社は、秋にも発売予定の新型iPhoneに期待をかけることになります。同様に新型iPhoneを投入し、過去最高の販売台数を記録した昨年の10月から12月期との比較がポイントになりそうです。

スポンサードリンク

iPhone依存の収益体質

Apple社の収益の柱は、iPhoneに大きく依存しています。かつては、故スティーブ・ジョブズ氏が発表する魅力的な製品群が売り上げを支えていました。携帯音楽プレーヤーのiPodシリーズやタブレット端末のiPadシリーズなどが、多くのファンの心を掴んでいました。パソコンも洗練されたデザインが魅力のiMacシリーズなどに根強いファンが付いています。

しかし、定期的な買い替えを期待できる製品はiPhoneのみとなっています。iPodシリーズは、ストリーミング型音楽配信サービスに押され、販売数が伸び悩んでいます。Apple社自体が、ストリーミング型音楽配信サービスの「Apple Music」を始めてしまったことで、皮肉にも自分の首を絞める形にもなっています。

iPadシリーズやiMacシリーズは、製品としての性質上、買い替えのスパンが長く、購入してしまうと数年は買い替えが行われない状況です。

新たに収益の柱として期待されたデバイス「Apple Watch」も、正式な販売台数を明らかに出来ない状況にあると言って良いでしょう。ティム・クックCEOは、「Apple Watch」の売り上げについては強気な姿勢を崩していません。しかし、iPhoneの売り上げと比べると、売り上げ規模は微々たるもので、楽観視できる状況にはないと言えます。

Apple Watchの誤算

ティム・クックCEOの目論見では、「Apple Watch」で、故スティーブ・ジョブズ氏の打ち出してきた先進的なデバイスを販売する力がまだまだあることを世界に示したかったのではないでしょうか?しかし、「Apple Watch」は、製品の完成度としては十分とは言えなかったのではないかと思います。バッテリーの消耗問題がクリアされていない以上、数年すると時計としての機能を果たせなくなる可能性を秘めているからです。このブログでも、「Apple Watch」については、懐疑的な見方をしてきました。


スティーブ・ジョブズ氏が健在であれば、「Apple Watch」は世に出ていなかったのではないかと思うのです。ティム・クックCEOは、スティーブ・ジョブズ氏の影に怯えるあまり、「Apple Watch」の販売時期を見誤ったのです。

新型iPhoneへの期待と不安

スティーブ・ジョブズ氏亡き後、iPhoneにも魅力的な機能追加が行われず、ただ画面が拡大することばかりがピックアップされてきました。今回の新型iPhoneについては、流れてくる噂を聞く限りでは、「Apple Watch」に採用された感圧タッチが搭載されることになりそうです。画面サイズについては、iPhone6、iPhone6Plusと同じサイズになるようです。

ティム・クックCEOは、iPhoneユーザーの73%が旧タイプのiPhoneを使用しているため、今回の新型iPhoneの販売に自信を見せています。しかし、裏を返せばユーザーの買い替えを促すほど、魅力的な新型iPhoneを提供できていないとも言えます。この秋にも販売される新型iPhoneの販売台数が、過去最高の販売台数を記録した昨年の10月から12月期と比較してどのような結果になるか、注目が集まっています。万が一にも、大きく下回るようなことになれば、ユーザーのiPhone離れが顕著になったとも取れるため、株価に大きな影響を与える可能性を秘めています。

ソフトウェアビジネスへの転換

Apple社は、「Apple Music」の発表を機に、ソフトウェアビジネスへの転換を図っているのかもしれません。故スティーブ・ジョブズ氏のように、時代を先取りした魅力的なデバイスを販売し続けることに限りがあることを理解しているからです。このまま、無理やりデバイス販売を続けて、広くユーザーに受けるようにシリーズを細分化することは、過去の失敗を繰り返すことに繋がりかねません。Apple社は、過去にパソコン販売の不振を理由に、スティーブ・ジョブズ氏を会社から追放し、多岐に渡るモデルのパソコン販売を展開が裏目に出て、倒産寸前にまで追い込まれたトラウマを抱えています。同じ轍だけは踏む訳にはいかないのです。

ソフトウェアビジネスには、まだまだ多くの可能性を秘めています。Apple社の掲げるユーザーを引きつける魅力的なデザインのソフトウェアを発表できるのであれば、ビジネス戦略的には間違いではありません。月額課金でのビジネスモデルになりますが、確実に収益をあげる柱になることが期待できます。しかし、これまでApple社を支えてきたコアなユーザーがどのような反応を見せるかは、予測不能です。

現在、3ヶ月間無料トライアル中の「Apple Music」は、自動更新がオンに設定されています。そのため、無料トライアルを体験したままで放置しておくと、月額980円が課金されることになります。この辺にも、Apple社の周到さが垣間見られます。

Apple社については、未だに故スティーブ・ジョブズ氏の影に怯えながら、ビジネスを展開しているように見受けられます。そのため、迷走していると感じる部分もあります。しかし、それは過去の失敗を繰り返さないための足掻きでもあるのです。生みの苦しみは、どんなクリエイティブな製品にも必ずついて回ります。これはApple社といえども、例外ではないのです。Apple社は、iPhone依存から脱却できるか、ユーザー離れが先かの競争を強いられています。時価総額世界一の企業だけに、今後のビジネス展開を世界中から注視されているのです。

 - Apple, IT

        

広告

広告

  フォロー、いいねをお願いします

follow us in feedly

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code class="" title="" data-url=""> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <pre class="" title="" data-url=""> <span class="" title="" data-url="">

  関連記事

By: Sean MacEntee
生活を一新するか?ただの駄作か?Apple Watchがついに予約開始!

Apple社が発表した注目のウェアラブル端末、Apple Watchがついに4月 …

By: Maurizio Pesce
今さら聞けない、SIMロック解除、SIMフリー、格安SIMについて

ここ最近、「SIMロック解除」や「SIMフリー」「格安SIM」というワードを耳に …

By: squirrel83
GWから始める!今さら聞けないIngress超入門!

GWの連休には、色々とお出かけする計画を立てていることでしょう。そのお出かけ先で …

By: dacian dorca-street photographie
6秒間の面白動画が簡単に作れるアプリ「Vine」がアツい!アクセス数100万回以上の名人も登場中

「Vine」というアプリをご存じでしょうか?6秒のショート動画が撮れるアプリなの …

By: Andreas Kambanis
熱狂も一息。そろそろApple Watchを買ったことを後悔している人もいるのではないですか?

Apple Watchが発売された直後には、Apple Watchの開封の儀の様 …

By: Andreas Kambanis
Apple Watchは売れていない。ついに、はがれ落ちた仮面…

このブログでは、Apple Watchについては、折に触れ否定的、懐疑的スタンス …

By: Sean MacEntee
使用しなくなったSNSアカウントは、退会するか削除するようにしましょう

妻のFacebookアカウントが乗っ取られました。正確に言えば、ずいぶん前から乗 …

By: Simon Yeo
話題の格安SIM、こんな人こそ向いている、こんな人は向いていない

スマートフォンのSIMロックフリーが義務付けられ、大手キャリアから格安SIMに移 …

By: Maria Elena
乗っ取られたFacebookアカウントを取り戻せ。妻と私の12日間戦争

妻のFacebookアカウントが乗っ取られた話は、以前に少し触れたと思います。 …

funding
学生起業家必見!インターネット上で資金を調達できるクラウドファンディング!

最近では、ベンチャー企業の多くが学生起業家によって立ち上げられているという空前の …