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なでしこJAPAN、W杯初戦のスイス戦に見る澤選手の重要性

      2015/07/18

なでしこJAPANはW杯カナダ大会の初戦、スイス戦を1対0で勝利し、W杯連覇へ向けて、白星発進しました。しかし、スイス戦を見る限りでは、手放しで喜んでもいられない現実があります。

特に、澤選手が抜けた後半は、守備のバランスが崩れ、一方的に攻め込まれる苦しい展開で、薄氷の勝利といった方がふさわしいものでした。

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ボランチの澤選手

なでしこJAPANのキーマンは、日本代表200試合出場を果たした澤選手です。澤選手は、長年のキャリアから、危機察知能力が高く、ボランチとして出場していたスイス戦でも、数多くのピンチの芽を摘んでくれていました。他の日本代表選手には、残念ながら、ここまでのスキルを持った選手は存在しません。それだけに、澤選手依存から脱しきれていない、なでしこJAPANの現状をハッキリとあらわしたスイス戦になってしまいました。

澤選手と交代で入った川村選手は、まだ若くW杯初出場と言うこともあって、固さが目立ち、パスミスなども多く見られました。これでは、今後、世界の強豪と戦う上で、不安でしかありません。

阪口選手とのコンビ

澤選手とボランチでコンビを組む阪口選手は、前回W杯でもコンビを組んでいた名コンビです。澤選手が前に出て、阪口選手が後方をフォローするコンビで、なでしこJAPANをW杯優勝にまで導きました。スイス戦でも、澤選手と阪口選手のコンビは、なでしこJAPANに安定をもたらしてくれました。

澤選手と阪口選手が2ボランチで縦関係を形成するのに対し、澤選手と交代で入った川村選手と阪口選手の2ボランチは横関係を形成していました。そのため、スイスの攻撃の中心選手、バッハマン選手とディッケンマン選手にたびたび背後をつかれることになりました。なでしこJAPANは、フィジカルで劣るため、突破力のある選手にボランチの背後のスペースをつかれると、一気にピンチを招くことになります。相手に押し込まれる時間が続いたために、DFラインが下がったことも一因ですが、阪口選手と川村選手のボランチのコンビ不足は深刻な問題と言えるでしょう。

澤選手に代わりはいない

なでしこJAPANにおいて、澤選手に代わる選手はいません。しかし、澤選手のスタミナを考えれば、90分間フルにプレーさせるには無理があります。そのため、どうしても後半途中での交代が余儀なくされるのです。

スイス戦は、なでしこJAPANがリードした展開で、澤選手を交代させることができました。しかし、これが同点だった場合やリードされている展開だった場合は、どうだったでしょうか?

また川村選手と交代して、スイスに追いつかれる展開になっていたら、スイスはさらなる猛攻を仕掛け、なでしこJAPANは負けていた可能性もあります。今後、世界ランク上位のチームと当たる可能性がある決勝トーナメントまでに、この課題を修正する必要が急務です。

流れの中での得点

なでしこJAPANは、W杯直前の練習試合2試合(ニュージーランド戦とイタリア戦)とW杯初戦のスイス戦の3試合で3得点と攻撃陣の得点力不足が目につきます。特に流れの中での得点がイタリア戦での1得点のみと不安だらけです。

なでしこJAPANが世界に誇るキッカー、宮間選手の存在は、すでに知られています。澤選手と宮間選手のホットラインも、前回のW杯決勝のアメリカ戦の同点ゴールで世界中に知れ渡ることになりました。実際に、ニュージーランド戦のCKの際には、澤選手のニアポストへの走り込みを警戒し、ニュージーランドのDF1人がニアポストに貼りついていました。

FWの大儀見選手も、ドイツブンデスリーガのポツダムに在籍した当時にリーグ得点王となり、その決定力を知らしめました。今大会では、徹底的にマークされることは確実です。そのため、大儀見選手のポストプレーに走り込んだ選手の得点が不可欠になってきます。スイス戦では、大儀見選手からのパスに安藤選手がノーマークで走り込み、PKを獲得しました。こういったプレーが、なでしこJAPANの得点源になるのではないかと思います。

安藤選手の負傷

スイス戦でPKを獲得したものの、負傷退場した安藤選手ですが、その後の診察で骨折だと診断されました。W杯の残り試合の出場は不可能とのことです。これは、なでしこJAPANにとって、大きな誤算です。

安藤選手に代わって、大儀見選手とコンビを組むのは、スイス戦で右サイドに入っていた大野選手が濃厚です。相手によっては、大儀見選手のワントップの可能性もあるでしょう。中盤のサイドは、鮫島選手や川澄選手などタレントは豊富なので心配ありません。しかし、海外経験の長い安藤選手の戦線離脱は、なでしこJAPANにとって痛いものとなりました。

澤選手が負傷する可能性も…

なでしこJAPANと対戦する相手国からすれば、澤選手がキープレーヤーであることは想定済みです。しかも、体力的にフル出場ができないこともわかっています。今後、なでしこJAPANと対戦する国は、澤選手にプレッシャーをかけ、そこでボールを奪うことを目標にしてくることでしょう。

スイス戦でも、中盤で澤選手を経由するボールが圧倒的に多く、なでしこJAPANが先制した後は、スイスも澤選手のところを狙ってきていました。こうしたプレーが続くと、澤選手も安藤選手のように負傷してしまう危険性を持っています。

それを回避するためには、早い時間で得点し、リードを広げてから、澤選手を交代させることが肝心になってきます。幸い、グループステージで対戦する残りのカメルーンやエクアドルは、スイスに比べると格下です。澤選手をスタメン起用しない可能性もあります。

澤選手を超えろ!

日本の女子サッカー界をリードしてきたのは澤選手です。なでしこJAPANで澤選手と一緒にプレーしている宮間選手や川澄選手も、小さい頃に澤選手に憧れてサッカーを続けてきたそうです。そんなレジェンドだけに、簡単に代わりがいないということも納得できます。しかし、澤選手に代わる選手が出て来ないと、日本の女子サッカー界の人気が下火になる可能性を秘めています。

なでしこJAPANだけでなく、なでしこリーグを見ても、澤選手に代わる才能あふれる若い選手か数多く存在しています。これは、日本女子サッカー界の宝です。いつまでも、澤選手に依存するばかりではダメなのです。澤選手から、盗める物はドンドン盗んで、澤選手を超える存在感を発揮する選手が出てくることを願っています。

 - なでしこJAPAN, サッカー

        

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