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新生なでしこJAPAN、東アジア大会初戦は悔しい黒星発進

   

カナダW杯の激闘から、約1ヶ月。なでしこJAPANの戦いは、東アジア大会に舞台を移します。W杯メンバーの主力はお休みで、新戦力での戦いとなります。なでしこJAPANの新戦力として名乗りを上げるのは、どの選手なのでしょうか。

今回の東アジア大会、なでしこJAPANとしては勝利よりも新戦力の発掘を重視しています。W杯の主力メンバーは、高齢化が進んできているため、チームとしての若返りが急務なのです。若返りに失敗してしまえば、これまで積み上げてきたなでしこJAPANの実績が無に帰してしまいます。何としても、なでしこJAPANの遺伝子を受け継ぐ若手を発掘しなければならないのです。今回の東アジア大会で、誰が名乗りを上げるのかが楽しみなところです。

なでしこJAPANスターティングメンバー

GK
山根選手

DF
北原選手
高良選手
高畑選手

MF
川村選手
上尾野辺選手
増矢選手
京川選手
杉田選手

FW
菅澤選手
有町選手

システム
4-4-2

前半戦レポート

前半1分、ペナルティエリア右外で、増矢選手がドリブルで仕掛け、FKを獲得します。このFKをキッカーの上尾野辺選手が直接狙いますが、わずかにゴール上に外れてしまいます。

前半4分、北朝鮮にパスカットをされ、なでしこJAPANの右サイドを突破されますが、北原選手がクリアしてCKに逃れます。このCKも、相手選手をタイトにマークし、チャンスにさせません。

前半7分、有町選手の縦への突破から、杉田選手がシュートを放ちますが、GKの正面でセーブされてしまいます。

前半9分、北朝鮮のCKをクリアしたなでしこJAPANがカウンターで北朝鮮ゴールに迫りますが、惜しくもクリアされてしまいました。

前半13分、ゴール前のクロスボールに菅澤選手が飛び込みますが、GKにセーブされてしまいます。

前半16分、なでしこJAPANゴール前でのFKのピンチ。北朝鮮は、変化をつけてなでしこJAPANの左サイドからクロスを上げますが、なでしこJAPANの守備陣がクリアします。

前半19分、なでしこJAPANのパスを中盤でカットした北朝鮮がカウンターで攻め込み、ミドルシュートを放ちますが、これはゴール右に外れてしまいます。

前半21分、カウンターのピンチに京川選手がペナルティエリア内で相手選手を倒してしまい、PKを献上してしまいます。このピンチを、守護神山根選手が見事にセーブします。

前半26分、カウンターから、なでしこJAPANの右サイドを突破され、ミドルシュートを放たれますが、DFが体でブロックしてクリアします。ボランチの上尾野辺選手と左サイドの高良選手がポジションチェンジをし、上尾野辺選手をより攻撃的な位置に変更します。

前半28分、川村選手からのクロスボールに、有町選手、菅澤選手が重なるように飛び込みますが、これは枠を捉えることができません。

前半34分、なでしこJAPANの左サイドペナルティエリアわずかに外でFKを与えてしまいます。このFKをゴール前で合わせられ、北朝鮮に先制ゴールを与えてしまいます。

前半41分、細かいパス交換から、高良選手がクロスを上げ、有町選手が頭で合わせますが、惜しくも相手GKに弾かれてしまいます。

前半アディショナルタイムは2分。試合は、このまま0対1で前半を終了します。なでしこJAPANは、自らのミスからカウンターでピンチを招く場面が多くみられました。PKのピンチもありましたが、よく1失点で守り切れたなという印象です。後半は、もっとミスを減らして、シュートで終わる意識を徹底して欲しいと思います。

後半戦レポート

後半メンバー変更はありません。左サイドの攻撃的な位置に京川選手が入り、左サイドバックに上尾野辺選手が入ります。

後半1分、増矢選手がミドルシュートを放ちますが、わずかにゴール右に外れてしまいます。

後半3分、増矢選手の頑張りで得た右サイドのFKのチャンス。キッカーは上尾野辺選手。ゴール正面に早いボールを送り込み、増矢選手が冷静に右足を振りぬき、同点のゴールを挙げます。

後半5分、CKのチャンス。キッカーは杉田選手。ゴール前に高いボールを送り込み、有町選手がシュートを放ちますが、このボールは浮いてしまいました。

後半17分、なでしこJAPANは、京川選手に代わって、横山選手を投入します。

後半20分、北朝鮮のカウンターから、なでしこJAPANの左サイドを突破され、フリーになった中央に折り返されて、北朝鮮に痛い失点を喫してしまいます。

後半25分、北朝鮮ゴール前に送り込んだクロスを北朝鮮DFにクリアされますが、走り込んだ杉田選手が豪快に右足を振りぬき、同点ゴールを豪快に叩き込みます。

後半27分、北朝鮮のカウンターからなでしこJAPANの右サイドを突破され、ラ・ウンシム選手にシュートを打たれますが、山根選手が懸命にセーブします。続くピンチで、北朝鮮にゴールネットを揺らされてしまいますが、ここはオフサイドの判定でした。

後半34分、北朝鮮のエース、ラ・ウンシム選手にゴール前の個人技で崩され、痛恨の3点目を奪われてしまいます。

後半37分、またも北朝鮮のエース、ラ・ウンシム選手に同じような形でシュートを打たれ、試合を決定付ける4点目を奪われてしまいます。ここで、なでしこJAPANは、高畑選手に代わって、高瀬選手を投入します。

後半アディショナルタイムは4分。横山選手が個人技で持ち込み、浮き球でゴールを狙いますが、惜しくもゴールを外れてしまいました。

なでしこJAPANは、有町選手に代わって、猶本選手を投入します。

試合はこのまま、2対4で北朝鮮の勝利となりました。なでしこJAPANは、2回リードされても追いつく粘りを見せてくれました。ただ、個の場面でのボールへの執着心で相手に負けてしまい、相手のエース、ラ・ウンシム選手に試合を決定付ける2ゴールを与えてしまいました。ただ、若い選手が十分に力を発揮してくれた、良い試合だったと思います。

試合後の感想

新生なでしこJAPANの初戦は、苦い黒星発進となりました。この試合は、今後のなでしこJAPANにとって、大きな教訓になる試合だと思います。球際の強さ、ゴールへの執着心、世界で戦う上での強さを体験することができた試合ではないでしょうか。東アジアのライバルの中で、世界ランクが日本に次いで高い北朝鮮を相手に、2度も追いつく粘りを見せたのは、収穫だったと思います。

特に、増矢選手は前半から積極的にボールをチェイスし、前線からの積極的な守備に貢献していました。後半開始早々のゴールも、ゴール前での落ち着きが光ったゴールでした。杉田選手のゴールも、豪快でなでしこJAPANに勢いをもたらす素晴らしいゴールでした。この2ゴールは、今後のなでしこJAPANの希望になるでしょう。

守備陣には課題が残った試合だったと言えます。前半から、再三、カウンターでピンチを招いていたにもかかわらず、修正できずに試合を決定付ける2失点を許してしまいました。北朝鮮のカウンターも見事でしたが、なでしこJAPANの守備陣が1対1の場面で球際の甘さをつかれ、カウンターを許すことになってしまいました。もっと球際に厳しく、簡単に飛び込むことのない守備が必要になって来るでしょう。

期待の大型GK、山根選手もPKを阻止するなどの活躍を見せてくれましたが、動きに俊敏性がなく、キックの精度も欠いていたため、なでしこJAPANのリズムを崩す一因にもなっていました。もっと、キックの精度を向上させなければ、ただの大きなGKでしかありません。世界レベルで通用する選手になるには、もっと俊敏性の向上、キック精度の向上が求められます。

攻守において、課題も山積みの新生なでしこJAPANですが、若い選手にも高いスキルを持った選手が数多くいることがわかりました。猶本選手などは、もっとプレータイムを長くさせてやりたい選手の1人です。東アジア大会での経験を糧に、さらなる飛躍を期待したいと思います。

 - なでしこJAPAN, サッカー

        

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