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2人の娘の育児とイジメ問題。岩手県のイジメ自殺問題に思うこと

      2015/07/16

岩手県の中学2年生がイジメを苦に自殺した問題がニュースをにぎわせています。担任の先生と連絡ノートのやり取りがあり、そこに自殺をほのめかす記述があっただけに、何とか防げなかったのかと残念に思います。

幸いなことに、私の2人の娘はイジメとはほぼ無関係な学校生活を過ごすことができました。一時、長女が危うい場面がありましたが、担任の先生の支えと長女自身の努力で乗り切ることができました。しかし、イジメの問題は、子どもを育てていくうえで、本当に身近にある問題だと痛感しています。

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長女の危機

長女は、小さい頃から本当に手のかからない子でした。小さい子の面倒を見るのが好きで、正義感が強くて、小学校時代は男子に泣かされている女子を守るような強い子でした。中学に入ってからも、吹奏楽部に所属しながら、先輩にも可愛がられ、順調な学生生活を送るものだとばかり思っていました。

長女が、中学2年生の頃、ちょうど夏休みを翌日に控えた終業式の日でした。長女が泣きながら学校から帰ってきて「もう学校にも部活にも行きたくない」と言い始めたのです。泣き叫ぶ長女に、初めはどうしたら良いのか解りませんでしたが、少しずつ、落ち着きを取り戻した長女から事情を聴くことができました。

当時、長女は反抗期というものはありませんでしたが、自分の中で「クール=格好いい」みたいな思い込みがあったようです。友達との会話の中でも、クールに聞き流すようなことをしていたようで、それを快く思わない仲良しグループから、急に仲間外れにされたというのです。担任の先生も、この一件のことを知っていてくださり、心配して家まで電話をしてくれました。本当にありがたいと感じました。

私の判断では、悪いのは長女です。ですから、長女に諭すように、とにかく自分の態度を改めて、仲間に謝ろうと言い聞かせました。幸いなことに、翌日から夏休みで部活だけの生活になりますから、夏休み期間中に仲直りが出来れば、仲間外れがクラス中に広がることはないと判断したのです。

長女の戦いと1つの約束

長女は、素直に私の話に耳を傾けてくれ、みんなに謝ると約束してくれました。無視をしてくる相手に謝り続けて許してもらうことは容易ではないと私も感じていました。そこで、長女には私の覚悟と1つだけ約束を交わしました。

私の覚悟は、どうしても無理だと思った時には、誰も長女のことを知らない場所に引っ越して、夏休み明けからリスタートできる環境を用意できること。家族全員で引っ越す覚悟があることを伝えました。長女は、それでも、まず許してもらえるように頑張ると言い切りました。

そこで、私は毎日必ず報告することと、死ぬことだけは絶対にダメだという約束を交わしました。長女は、その約束を忠実に守り、懸命に部活の仲間に許してもらえるように謝り続けたようです。1日目、2日目は相手にすらしてもらえなかったのが、夏休みの中頃から、少しずつ言葉を交わせるようになったと嬉しそうに報告してきました。

運命の夏休み明けの日。長女を仲間外れにしたリーダー格のちょっとヤンキー系の子が夏休み中に引っ越したという連絡がありました。リーダー格の子がいなくなったことで、長女の仲間外れは、一気になくなったのです。この時は、長女を可愛がってくれていた父が天から守ってくれたのだと感謝しました。それ以降は、長女も次女も問題ない学校生活を送ることができました。

私の学生時代

私の小学生時代にも、イジメはありました。その子は、転校生でした。ちょっと小柄な男子で、メガネをかけているおとなしい子でした。転校してきて早々は、転校生はヒーローです。その子の周りには、いつも人の輪ができていましたが、次第にその輪がイジメの輪に変わっていったのです。何がイジメの原因かはわかりません。いつしか、その子は他の学校に転校していきました。

高校になって、他の学校の子と一緒になると、ほとんどの子が、そのイジメにあっていた子を知っていました。驚くことに、どこの学校でもイジメに合っては転校ということを繰り返していたようで、市内ではちょっとした有名人になっていたのです。

よくイジメ問題では、いじめる側といじめられる側に分かれ、いじめる側が悪いという風潮になりますが、その子の一件を知る私としては、いじめられる側が何か変わらなければ、どこに行ってもいじめられる要素のようなものがあるのではないかと感じています。その要素が何なのかは、私にはわかりません。

この経験があったので、長女の一件の時は、長女が変わる必要があると感じることができたのだと思います。我が子可愛さに、無条件に長女が仲間外れにされた被害者だと訴え続けていたら、もしかしたら、長女はずっと仲間外れのままだったかもしれません。

子を持つ親のイジメ問題

イジメ問題は、子を持つ親としては、深刻な問題です。岩手の事件でも、担任の先生との連絡ノートには、自殺をほのめかす記述やイジメのことが書かれていたようですが、家族は知らなかったと言います。そこが問題なのではないかと感じるのです。子どもとキチンとコミュニケーションを取るということは、簡単なようでなかなか難しいものです。子どもは、自分に都合が悪いことは隠したがります。どれだけ、正直に本心を話せる関係性を築けるかが肝心なのです。

イジメ問題を考える時、子を持つ親は子どもがイジメの被害に遭った時のことを思い浮かべることでしょう。しかし、イジメの加害者になる可能性も秘めているのです。そうなった場合、子供が誰かをいじめていることに気づけるでしょうか?私は、残念ながら気付く自信はありません。ただ、イジメの加害者になるような子には育てていない自信はあります。

我が家の場合、娘が2人ですので、ケンカした話などは聞く機会はほとんどありませんでした。しかし、男の子の場合だとケンカは日常茶飯事で、大変だろうと感じます。自分が子どもの頃を考えると、親には本当に申し訳なかったと感じます。ケンカとイジメは紙一重のような気がします。力の差がある子とのケンカは、イジメに近いものを感じるのです。当人以外から見れば、尚更ではないでしょうか。

イジメは良くないこと

イジメ問題は、被害者も加害者も幸せな人は誰もいない不毛な問題です。子を持つ親としては、せめて、我が子だけは、そんな問題に巻き込まれないで欲しいと願うだけです。

残念ながら、人間は集団になると上下関係を気にする生き物です。学力や腕力、親の権力など、色々な物さしで、力関係をハッキリさせようとします。これは子どもだけの問題ではありません。大人になっても、地位や名声で上下関係を意識させることはよくある話です。大人の世界にもパワハラやモラハラなど、言葉は違っていますが、イジメ問題は存在するのです。

大人の世界にもイジメがある世の中で、子どもにだけイジメはダメだと言っても、説得力があるはずもありません。子どもにイジメ問題を正す時は、大人がまず我が身を省みて、そこからスタートしなければいけないように感じます。

私が学生の頃は、インターネットなどはなく、スマートフォンを持っている子どももいませんでした。イジメは、ハッキリと見てわかる暴力と言う形で表面化していました。しかし、今の子どもはネットの世界で生きています。ネットの世界でのイジメは、表面上では見ることができません。メッセンジャーアプリで仲間外れにされたとか、世の中のイジメ問題はドンドン複雑化してきているのです。

逃げてもOK。生きてこそすべて

いじめられている子どもは、なぜ、死という選択をするのでしょうか?不登校になっても、逃げてもOKなのです。

私の時代は、不登校という言い方ではなく、登校拒否と呼ばれていました。登校拒否は悪いことと親や先生も感じていて、登校拒否をしている子の家に毎朝、迎えに行く先生もいたほどです。私の時代の方が、逃げ道は少なかったはずですが、死を選択する子は少なかったように感じます。

今の時代は、不登校も1つの選択肢です。立派な意思表示です。死を選ぶよりも簡単な意思表示だと思います。不登校の子を持つ親御さんは、大変でしょうが、どこか遠くへ引っ越すことも検討して欲しいと思います。お子さんは、不登校というSOSを発しているのです。

学校任せは無責任

子どもが小学校に上がると、子育てもひと段落。そんなことはありません。今の時代、無関心がまかり通る世の中で、他人の子どもを気にかけてくれる「かみなり親父」などは絶滅危惧種でしょう。学校にも怖い先生は存在せず、子どもにキチンとした教育をしてくれるという保証はないのです。

学校の中では、先生は無力です。保護者の顔色をうかがい、PTAを気にし、校長先生に従い、教育委員会に怯える。そんな先生に、何ができるというのでしょう。学校に任せておけばいいというのは、無責任なのです。家でキチンとしつけをしてから、学校に送り出す必要があるのです。学校での出来事も、しっかりと耳を傾ける必要があります。子どもの声が届かないというのは、親が聞く耳を持たないからなのです。親だけは、いつまでも無条件に子どもの味方で側に寄り添ってあげて欲しいと思います。

私の家では、もう娘の学校でのイジメ問題を心配する必要はないと思います。しかし、今度は職場でのイジメ問題について心配する日が来るのです。その次には、孫のイジメ問題も心配になることでしょう。世の中からいじめ問題がなくならない限り、心配の種は尽きないのです。

 - 育児

        

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